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蛾(ガ)の特徴と効果的な駆除対策とは?

この記事を書いた人:坂田 和徳

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蛾といえば、鱗粉(りんぷん)を撒き散らして痒みを引き起こすというイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。実は鱗粉に毒はなく、毒があるのは毒針毛と呼ばれる毛です。いずれにせよ数は少ないですが毒を持つ種類がいたり、農作物を食べて害を与えたりする害虫です。また見た目の気持ち悪さから不快害虫といわれることもあります。

そこで今回は、蛾の特徴と、その効果的な駆除対策をご紹介します。

 

 

1. 蛾の特徴

蛾は節足動物門・昆虫綱・チョウ目(鱗翅目、ガ目とも)の昆虫のうち、チョウ類を除いたものの総称です。日本には約5000種類が生息しています。

チョウ目のうちチョウと呼ばれる昆虫は250種類程度で、あとは全て蛾です。

チョウは翅をたたんでとまり、蛾は広げたまま止まっているイメージがありますが、実はその点でチョウと蛾の明確な区別はありません。

蛾は、鱗粉(りんぷん)を持つものが多いという特徴があります。鱗粉には毒はありませんが、人によってはアレルギー反応を起こして、かぶれたり痒みを感じたりすることがあります、

 

・生息場所

日本全国に生息しています。

白銀灯の明かりや白っぽい壁に集まってくる蛾が多いです。

 

・外見

体長は種類によってバラつきがあり、78mm前後の小さなものから、20mm30mm程度のもの、大きいものでは20cm以上のものまでいます。

胴はチョウと比べて太めで、糸状・羽毛状・くしの歯状などの触覚がついています。蝶のように触覚の先が丸くはありません。翅は4枚で基本的には毛や鱗粉で覆われていますが、オオスカシバのように羽化後鱗粉を落としてしまう種類もいます。色柄も様々ですが、チョウと比べると地味で美しいと感じられることは少ないです(蝶に負けないくらい綺麗な柄の蛾もいます。)

口はストロー状になっており、細長く伸びて花の蜜や樹液、果汁などの水分を吸うことができます。一部、口が退化しており、幼虫の時に蓄えた栄養のみで活動するものもいます。その他、そしゃくできる口器を持っていて、花粉などを食べる種類もいます。

蛾の目の表面には200nmの六角形の突起が300nm間隔で並んでおり、光の反射を防止する効果があるので、夜に行動するのに適ししています。この構造はモスアイ構造と呼ばれます。

 

・活動時期

種類によって差はありますが、成虫としての主な活動時期は春から秋にかけてで、特に78月は活動する蛾が多くなります。

例えば大量発生の被害が多いマイマイガの場合、78月に産卵して、9月頃から翌年3月頃までを卵のままで越冬し、春になると孵化して幼虫(毛虫)になります。

ごく一部ですが、冬にだけ活動する蛾もいます。

 

・天敵

蝶の天敵は鳥ですが、夜に行動する蛾の天敵はコウモリです。

 

・餌

食性は種類によって様々です。花の蜜や植物、樹木を餌とするものが多いですが、セミに寄生するもの、イモムシを捕食するもの、ミツバチの巣を食べるもの、甘い乾燥したお菓子を好んで食べるものなどがいます。

 

・繁殖能力

年に1回繁殖するものもいれば、複数回繁殖するものもいます。

マイマイガの場合は、成虫が7月~8月頃にかけて産卵し、そのまま春まで越冬します。数百個の卵を産むので、繁殖力が非常に強いです。

蛾は基本的には幼虫から蛹になって成虫になる完全変態をおこないます。蛾の幼虫は、いわゆるケムシと呼ばれる昆虫です。そして、さなぎになる前に糸を吐いてマユを作ることが多いです。カイコガがつくるマユからできているのが、高級素材で知られるシルクです。

成虫の寿命は、1週間~2週間ぐらいといわれています。

 

・習性

チョウは昼行性なのに対し、蛾は基本的に夜行性です。昼行性の蛾もいますが、ごく一部です。

夜行性の蛾は月の明かりを頼りにして飛ぶので、それ以外の光にも集まる傾向があります。そのため、街灯や、店や家の明かりに向かって集まってくることがあるのです。また白い壁にも集まりやすいです。

 

・毒のある蛾

幼虫の間には毒を持っていても、成虫になると毒を持たない蛾がほとんどです。日本でも比較的発生しやすく、成虫になっても毒を持つ蛾にチャドクガがいます。体長 25mmから30mmほどで、体色はオスが黒褐色、メスが黄色をしています。サザンカやツバキなどツバキ科の植物を好む蛾です。

毒針毛と呼ばれる目に見えないほど小さい毛があり、これが皮膚に刺さるとかゆみや炎症反応を起きてしまいます。

厄介なのは、直接触れなくても毒針毛が風で飛ばされ、皮膚に刺さってしまうことがあることです。

殺虫剤をかけると、その勢いで毒針毛が飛んでしまって危険です。できるだけ近寄らないようにするのが得策といえます。屋内に侵入してしまった場合は、長袖長ズボン、顔もできるだけガードして、殺虫剤で駆除しましょう。

 

 

2.蛾の侵入を防ぐ方法

まずは蛾の侵入を予防する方法をご紹介します。

 

<誘蛾灯を使って捕獲する>

誘蛾灯を使って蛾を集め、粘着テープや捕獲器で捕獲して、家に近づいてくる蛾を減らします。フェロモン物質を使って誘引する方法もあります。

 

<庭木は剪定する>

生い茂った庭木があると、そこが絶好の繁殖場所になってしまいます。繁殖場所を減らすことで、庭や屋内に蛾が侵入することを予防しましょう。

 

<殺虫剤を噴射する>

街灯の周りや光が漏れる窓などに殺虫剤を噴射しておくと、蛾の侵入を予防できます。ただし、12週間おきにまきなおす必要があります。壁や柱など広範囲に散布したい場合は、液体の殺虫剤もおすすめです。

ただし、殺虫剤が効かない蛾も存在するようです。

 

<卵や幼虫のうちに駆除しておく>

蛾は非常に繁殖力が強いので、卵や幼虫のうちに駆除しておくことが、成虫の侵入を防ぐ有効な方法となります。卵はガムテープで剥がしとったり、ヘラなどでこそぎ取ります。幼虫は殺虫剤などで駆除しますが、幼虫は成虫よりも毒を持っているものが多いですし、毒がなくても毛が刺さると痛みを感じることがあるので、注意して処理しましょう。

 

 

3.蛾を駆除する方法

蛾は、殺虫剤を吹きかけて駆除します。できるだけ、蛾専用の商品を利用しましょう。ただし、殺虫剤が効かない蛾も一部いるようです。そのような蛾が室内に侵入してしまった場合は、なんとか窓へ誘導して外へ出してしまいましょう。

 

 

4.まとめ

少ない数でも迷惑ですが、蛾の大量発生は定期的に起こります。蛾の大量発生を予防するには、卵や幼虫の時から駆除しておくことが重要ですが、全てを探し出すのは困難ですし、毒針毛に触れると危険でもあります。自分では手に負えないと思った時には、害虫駆除専門業者に相談してみてくださいね。

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